男の子の子育てシリーズ第二弾
(第一弾『男の子の育て方』レビューはこちら>>)
精神科医・医学博士である斎藤茂太氏の著書です。
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2006年出版なので、少し古い本ですが斎藤先生のこれまでの経験談を主に書かれております。
前に読んだ『男の子の育て方』はポジティブな面が多く、
今回の『男の子はこう育てなさい』は、斎藤先生の診療経験からの書籍なので、少し厳しめに書いてあるような気がします。
両方読んで、バランス良し、といった感じでした
今回も、いくつかメモを掲載します▼▼
・拒否型の母親にならないために
一般的に言って、問題行動を起こす子どもの親には、悲観的な人が多いとされる。
できるだけ子どもの前では楽観的に接するのがいいだろう。
→この文面の前に色々と事例が掲載されていた故のものなのですが、ちょっとドキっとしました。なぜなら、仕事をしているうえでのkozyは結構悲観的なことが多いから…。(慎重になるが故の悲観なのです)
頭を切り替えないといけないなぁと感じます。
いや、これを機に仕事も少し楽観的になったほうがいいのかな
・「あの子と比べてあなたは…」は絶対禁物
→これは、kozy自身が親に言われていたことですww
かなり、コンプレックスになりましたし、子どもながらに「あー、早く大人になって距離を置きたいなぁ…」と思ったものです。なので、絶対に自分の子どもには言いたくない。
本書に、
試験の点数なども、平均点と自分の子どもがとってきた点数とを比較するのもよくない。
平均点は単なる総点数を人数で割っただけのものであって、標準というわけではない。それより低くても高くても、比較をするのはそれほど意味がない。
それよりも、その点数を取るにいたったその子の努力がどのようなものだったかを考えていくのが、親にしかできない役目なのである。
とありました。納得…
・子どもの成長に合わせて叱りなさい
「小さいうちは厳しくしかれ、大きくなったら優しく叱れ」
→子どもが大きくなったら、感情的になってしかるのは得策ではないとしています。自分の子ども時代を振り返っても納得できます。
親にはとても感謝している、というのを前提に言いますが、kozyは逆だったと思います。つまり、小さいうちに優しく、大きくなったら厳しく、というパターンw
きっと、小さいうちに甘やかしすぎてそうなったんでしょうね
・親が役割分担をして叱りなさい
一番いけないのは、いつも母親か父親だけが子どもを叱るという体制だ。叱るのはあくまでも夫婦の共同作業と心得ておいてほしい
→なるほど…。早速主人と共有しようと思います。笑
後半は、反抗期や思春期のことにも触れられており、もう少しチビが大きくなった際に再読すると良いだろうなぁという内容でした。
本書は、5章の構成になっております▼▼
1.これで大丈夫!男の子の育てかた
2.いい叱り方で子どもは育つ
3.好奇心が子どもの能力を伸ばす
4.こんな子どもの危険サインを見抜こう
5.いってはいけない母親のひと言、父親のひと言
繰り返しますが、基本的には著者の診療経験等を基に分析されているので、やや事例が深刻だったり、厳しめに説いている内容もあります。
知っておくと良いことばかりなのですが、肩の力を抜いて読むといいのかな、と感じます^^