
最近、女性の採用面接をする機会が増えました。
特に最近は、特に乳幼児期の子育て中のママからの応募が多く、何人もお会いします。
わが社は割とフレキシブルな働き方(フルリモートワークOK)ができる企業のため、ママからの応募は多いほうだと思います。
今回は、就職検討中、もしくは活動中のママたちに伝えたいメッセージがありまして。
筆者の私見も多分にありますが、採用している側の1つの声として、気楽に見ていただければと思います。
目次
選ぶ基準は、仕事内容、なのか。働き方、なのか。
「どうして就職活動をしようと思いましたか?」
これは、今まで専業主婦でだった方に必ず聞いている内容です。
「子育てが落ち着いてきたので!」
「以前は販売職だったのですが、年も重ねたので、オフィスでの仕事がしたくて!」
「PC操作が得意なので、生かせる仕事がしたくて!」
など、回答は十人十色。もちろんそれでいいと思います。
ただ、ここは絶対に自分に正直になったほうが良くて、企業側に答えは寄せないほうがいいと思います。それが心からの答えならいいのですが、
・働き方に魅力を持って応募したけれど、それだけだと落ちてしまうから回答を仕事内容に寄せよう
・仕事内容が面白いから、働き方は合わないけど入ったら何とかなるだろうし、寄せよう
など、回答を意図しない方向に調整するのであれば、その企業の応募・選考は控えたほうが無難です。
入社してから絶対に、本来の人生に不必要な苦労をする確率が高くなります。
仕事内容に魅力をもって入社しても、あなたの生活に合わない労働スタイルを求められたり、労働スタイルが合う企業でもあなたの志向に全く沿わない仕事を求められたりするのは、家庭にも(それこそ子育てにも)影響するほどのストレスを受けてしまいます。
独身時代は多少無理をしても、影響範囲は自分だけ、というのがほとんどでしょうが、今のあなたには守るべきものがあるわけで。
いきなり気合十分!ということではなく、楽しいな!と思える範囲の仕事が良いと思います。
楽しいな!と思える物差しは、個々違うはずなので、ご自身の状況を客観的に見極めたほうがいいですね。
あなたの中の、正社員最強説を見直そう。
労働待遇の問題や、パワハラ、セクハラ…働いている人間からすると、割とネガティブなニュースがはびこっていますが、日本は欧米には劣りますが色々な働き方をしている人たちがいます。
自分自身の昭和的な常識にとらわれたメンタルブロックが一番の強敵だった、というケースも少なくありません。(実は、敵は自分自身の価値観だった、みたいな…)
正社員、パートアルバイト、業務委託、フリーランス…様々な働き方が存在します。
結論、軌道修正はいくらでもできますから、どんどん試してみてほしいです。
私自身、アルバイト、正社員、業務委託…様々な働き方を経験してきました。どれもメリットデメリットありますが、自分のライフスタイルに合った選択をすれば、それはもう素敵な環境です。
確かに日本国内は正社員(サラリーマン)に優しい国です。様々な税優遇もありますが、正社員の一番のデメリットは、長時間拘束と、時間的融通のきかなさで、これは子育て中の親には一番痛いところとなります。
ただ、正社員のレールから一度降りてしまうと、もう二度と戻れないのでは…と思う方もいると思いますが、そんなことはありません。
正社員としての道しか考えていない、ということであれば、世の中にはたくさんの正社員の募集要項があります。年齢も、業務幅も広く、応募というチャンスでいうとたくさんあります。
結局、自分が納得できる収入(自分のパフォーマンスに対する対価)があればいいわけですから、雇用形態にとらわれず働きたいということであれば、やりたいこと、やれること、働きやすさに思いっきりコミットして仕事を選択することができるでしょう。
世の中は、パラレルキャリアへ。
かくゆう日本も、昨今は働き方改革という名のもとに、様々な働くスタイルを提唱しています。
副業を解禁している企業も多く、”一人一仕事”はだんだん古い、と言われてくるでしょうね。
一人が多くの肩書を持ち、自身のバランスの中で働いていくという社会が、もう既に始まっていると思います。
パラレルキャリアの第一歩。趣味を対価に変えやすい、気づきをもらえるサイト選。
タイムチケット
メディアでも紹介された、タイムチケット。写真や裏技など、あなたの趣味が仕事になるというケースも少なくありません。